宅建士試験が「難しくなった(泣)」と感じた理由はコレだ!

新年度を迎えて「今年こそ宅建取ろう!」と思っている方も多いのでは。こんにちは、建設資格アドバイザーの宮本です。

昨年から宅建士試験となり、受験された方からは「難しかった(泣)」という声をよく聞きます。試験結果を見てみると「分野ごとの出題数」も「合格基準点」も「合格率」も大きな変化がなかったのに、どうしてそのような声が多くなるのでしょうか?

 

宅建士試験になって「内容の理解度を問う試験」になった!

「法令上の制限」と「宅建業法」でその傾向が顕著に

以前の「法令上の制限」は、覚えておけば得点できる問題が数問出題され、合格する上で重要な得点源となっていました。だから「法令上の制限」は、数字を覚える暗記科目だと市販書籍や講習機関でもいわれてきました。

しかし、平成27年度の宅建試験を見ると、数字自体を問われる問題がほとんど出題されていませんでした。(実質ゼロ!)

暗記重視で内容の理解をしていない受験者は総崩れの状況となったのです。

 

過去問題から過去応用問題へ!

 

上のグラフは、平成26年度宅地建物取引主任者試験と平成27年度宅地建物取引士試験の「法令上の制限」「宅建業法」の問題構成の比較です。

このグラフからも分かる通り、過去に出題された問題が減少し、過去問題を応用化した問題が大幅に増加しています。

これからも、内容を理解しているかを試す出題が増えていることがよくわかります。

 

「過去問題」「過去応用問題」「新規問題」とは?

過去問題

過去に出題された問題。語尾の変更等がある場合でも論点の変わらない問題。

過去応用問題

過去問題をベースに手直しされた問題で、内容等が過去問の知識の応用でも十分に対応が可能な問題。

新規問題

過去に出題されたことのない論点や新傾向の問題。

 

宅建士試験になって「より実務的な試験」になった!

宅建士に求められる能力は、過去問題の丸暗記ではなく、基本的な考え方から未知のトラブルや複雑なトラブルを解決できる応用力なのです。

例えば、開発整備促進区などの過去の宅建試験では問われていなかったテーマであっても、今現在の日本の街づくりで重要な課題となっているテーマは正解の選択肢でたびたび出題されます。

これからの宅建士試験では、従来の単に資格を取るための試験ではなく、より実践的な知識を持つ人物を選別する試験になってきています。将来現場に出て活躍するためにも、基本の理解と実務上重要なルールを理解することが大切です。

 

まとめ

いまの宅建士試験は、制度の趣旨や基本事項を理解することなく過去問題を丸暗記していくことが中心の学習では、もう合格するのが難しい試験になっています。

あなたが今使ってる参考書を見て「法令上の制限は、数字を覚える暗記科目」という間違ったアドバイスが書いてあったら、宅建士試験になった最新の傾向に対応していないんですよ!『2016年宅建取引士受験対策!』と書いてあっても、実際に中身が対応していないということ。

このことだけでも知った上で対策をしていけば、必ず結果は変わってくるはずです。

ぜひ今年の宅建士試験合格にお役立てください!

ABOUTこの記事をかいた人

【建設業専門】 資格取得・人材採用アドバイザー 1972年浜松市生まれ。建設資格アドバイザー歴は20年。資格取得を通じて地元で活躍する人材の育成を行い、これまで担当した受講生は延べ2,000人以上。現在は、建設資格アドバイザーのほかに、有資格者と地元企業のマッチングをはじめとした「人材採用コンサルティング」、「ニュースレター」を活用した販売促進支援などの活動を行っている。