宅建合格の道【第1回】『宅建試験は変わったのか?』

こんにちは。建設資格アドバイザーの宮本です。

日建学院専任講師による宅建合格のためのアドバイス「宅建合格の道」第1回をお伝えします。

 

進 講師

この記事を書いているのは1月半ば、このところ寒い日が続きますが、皆様お元気でお過ごしでしょうか。今年も講師リレー連載「宅建合格への道」が始まりました。今回は第1回。私が個人的に思うこと、さっそくお話ししていきましょう。

1)宅建試験は変わったのか?

昨年度は宅建業法の改正により、資格名称が「宅地建物取引主任者」から「宅地建物取引士」に変更されるという大きな変化がありました。そのため、昨年度の試験は、「宅地建物取引士資格試験」としては記念すべき第1回の試験でした。

 

そこで、試験実施前は、様々な憶測が飛んでいました。取引主任者から取引士への「格上げ」が行われたことによって、受験者数が大幅に増えるのではないか、問題が一気に難しくなるのではないか、合格率が下がるのではないか・・・などなど、多くは「資格が格上げされたのだから、難しくなるだろう」という内容のものでした。

 

さて、最近5年度分の試験の実施結果の概要をみますと、

平成23年度 平成24年度 平成25年度 平成26年度 平成27年度
受験者数 188,572人 191,169人 186,304人 192,029人 194,926
合格者数 30,391人 32,000人 28,470人 33,670人 30,028
合格基準点 36点 33点 33点 32点 31
合格率 188,572人 191,169人 186,304人 192,029人 194,926

(一般財団法人不動産適正取引推進機構の公表資料より抜粋)

となっています。

 

この表からは、平成27年度から「宅地建物取引士資格試験」となったことによる顕著な変化というものは、特に見当たりません。前年度から見て受験者数が大幅に増加したわけでもなく、合格率がそれほど大幅に低下したというわけでもありません。出題項目や出題形式も、従来の宅建試験と何ら変わらないものでした。また、内容面においても、変化という点でいえば、平成21年度に宅建業法の出題数が16問から20問に一気に4問増加されたときほどのインパクトはなかったといえます。

 

個々の問題を見ても、個数問題が増加したとか、少し応用的な問題が出題されたとかいくつかの点を挙げることはできますが、それらは過去に出題実績のあるものが大半で、あくまでも「過去問の範囲内」にとどまるものです。たとえば、個数問題や応用的な問題などは、これまでも毎年数問は出題されていたのであり、その数が多少増減したからといって、大げさに「傾向が変わった!」とか「考える力が必要になった!」とか、過度に心配する必要もないでしょう。個数問題や応用問題で少しくらい失点しても、合否には影響しないと私は考えていますので。

 

以上より、私個人としては、昨年度の宅建試験においては「何も変わらなかった」と考えています。

 

2)今後も何も変わらないのか?

では、昨年度の試験の実施結果からは従来からの変化はほとんどなかったと考えられるとしても、この先はどうなのでしょう。今年度の宅建試験、来年度の宅建試験、再来年度の宅建試験・・・と、宅建試験はずっと続いていくわけですが、この先も何も変わらないかというと、私もそうは考えておりません。年を追うごとに、試験は難化していくことになると思います。

 

昨年度は、取引主任者から取引士への明らかな「格上げ」があったにもかかわらず、試験の内容が従来とほとんど変わらなかったのは、試験が急激に変わることによる混乱を避けるためだったと思います。おそらく当局は、資格名称の格上げをした以上、その資格のステータスを上げるためにも、何らかの形で試験を変化させ、難化させていこうという目論見だと思います。現時点で、「試験を難しくしますよ」というメッセージが明らかにされているわけではないのですが、やがては、難化していくでしょう。難化させて資格のステータスを上げなければ、資格の名称を変更した意味がないですから。試験形式は変わらないままで、問題自体の難度を上げるのか、形式的にも変化させるのか・・・など、現時点で具体的なことはわかりませんが、とにかく「難しくなる」ことは間違いないと考えています。

 

3)今年すべき勉強は?

ここまでお話してきましたとおり、私は将来的には宅建試験は難化すると考えていますが、試験対策としてすべきことは、何も変わりません。よほど劇的に試験形式が変わるという当局からの事前のアナウンスでもない限り、試験対策としてすべきことは、今までどおりです。私は宅建試験は「過去問に始まり、過去問に終わる」と考えておりますが、今年も同じです。世の中には、些細なことを過大に伝え、受験者の不安を煽るような情報も多くあります。でも、試験がどういうものになろうと、今後の難化が予想されようと、「その年のその試験」に合格するために必要なのは、「その試験の過去問をコンプリートする」という、ただそれだけのことです。今年度の合格を望まれる皆様におかれましては、いろいろな情報に振り回されることなく、安心して過去問の学習を進めていただきたいと思います。

 

合格を実現するため,一緒にがんばっていきましょう。全力で応援いたします。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

【建設業専門】 資格・人材採用アドバイザー/日建学院浜松西校代表。 1972年浜松市生まれ。建築士、宅建など建設関連資格に特化した受験対策校を運営。アドバイザー歴18年。資格取得を通じて地元で活躍する人材の育成を行い、これまで担当した受講生は延べ2,000人以上。現在は、建設関連資格のスクール運営のほかに、有資格者と地元企業のマッチングをはじめとした「人材採用コンサルティング」、「ニュースレター」を活用した販売促進支援などの活動を行っている。