建設業界の新入社員に伝えたい資格取得に関する5つのこと

こんにちは。建設資格アドバイザーの宮本です。

新卒者の入った企業では、毎年4月に新入社員研修が行われていますよね。この時期になると、わたしも地元の建設会社から依頼を受けて「資格取得に関する研修」をさせていただく機会が多くなります。これからの資格者確保は、社員任せの問題ではなく、会社の施策として必要不可欠です。今回は、実際の新入社員研修の中で「新入社員へお伝えしていること」をご紹介します。

1. 建設業界における「1級資格の必要性」

beams-839348_1280

1級資格者が求められている

建設業法では、公共工事だけでなく個人の住宅を除いたほとんどの工事に専任の技術者を配置しなければなりません。また、公共工事では1級国家資格を持った「監理技術者」の専任配置が求められます。

ということは、、、

工事の受注数を増やすには、それだけ技術者数(=資格者数)の確保が必要

建設会社が「指定学科卒業者」を採用するのには、「早く1級資格者になれる人材」という大きな理由があるわけです。資格者になるということは、あなたのキャリアにおいても会社の利益においても非常に大きな意味があるということを忘れないで下さい。

 

施工管理技士試験の規制緩和の流れ

建設業界は、技術者不足の影響から、「施工管理資格試験の受験資格要件」や「技術者の専任配置」などについて規制緩和が進んでいます。以下は、平成26年度~平成29年度までの「施工管理技士資格試験」に関するの改正の流れです。

・平成26年度|実務経験年数の短縮

従来の「1年以上の指導監督的実務経験」に加えて、「専任の監理技術者の配置が必要な工事で、監理技術者の指導を受けた2年以上の実務経験」があれば実務経験期間を2年短縮できるようになりました。この改正で、高校指定学科卒の1級受験資格が今まで最短で10年(28歳)かかっていたものが、最短で8年(26歳)となり、大学指定学科卒と同じ年齢で1級受験が可能になります。

・平成27年度|実務経験を計算する基準日の変更

実務経験を計算する基準日も変更になりました。従来は、受験申込時までで計算していたものを「学科試験前日」までに改正されました。さらに、2級合格者が1級を受験する際に必要な実務経験においても、従来の合格証明書交付日から計算していたものを「合格発表日」から計算できるようになりました。この改正によって実務経験がある方は、早期受験が可能になっています。

・平成28年度|2級学科試験の受験資格と免除期間の改正

2級学科試験の受験資格と免除期間が改正されました。従来受験が認められていたのは、指定学科の在学者と卒業者のみでしたが、学歴を問わず受験ができるようになりました。2級学科試験のみの受験が、受験年度中における年齢が17歳以上で可能に。また、学科試験免除で実地試験のみを受験することができる期間を合格した翌年度から11年間となりました。ただし、連続する2回までの受験に限る。

・平成28年度|建設業法施行令の一部を改正する政令(平成28年4月6日公布・平成28年6月1日施行)

特定建設業の許可及び監理技術者の配置が必要となる下請契約の請負代金の額の下限について、建築一式工事にあっては4,500万円から6,000万円に、建築一式工事以外の建設工事にあっては3,000万円から4,000万円に、それぞれ引き上げます。併せて、民間工事において施工体制台帳の作成が必要となる下請契約の請負代金の額の下限についても同様の引き上げを行います。

また、工事現場ごとに配置が求められる主任技術者又は監理技術者を専任で配置することが必要となる重要な建設工事の請負代金の額について、建築一式工事にあっては5,000万円から7,000万円に、建築一式工事以外の建設工事にあっては2,500万円から3,500万円に、それぞれ引き上げます。

(国土交通省サイトより抜粋)

↓(追記:2017/01/25)↓

・平成29年度|2級建築、2級土木施工管理技術検定の学科試験を年2回実施(先行実施)

建設業就業者・有資格者の高齢化、若い世代の入職者数の減少、3年以内の離職率の高さ等の課題を解決するためのひとつとして導入。⇒施工管理技術検定の受験機会を増やし、学科試験の受験者および合格者を増加させることで実務経験を積んでからの「実地試験」「1級資格」へと進んでもらうため。2級施工管理技術検定の中でも、建築と土木は受験者が多い試験であるためこの2資格で先行実施となっている。

2級土木施工と2級建築施工の学科試験。【年2回化】は平成29年から!

2016.12.14

受験資格緩和の流れについてはこちらの記事も参考に⇒施工管理資格試験の受験資格緩和の流れを知っておこう!

 

2. 資格取得に対する考え方

feet-767045_1280

資格取得は「はじめる時点で6割」決まる

働きながら資格取得ができる人とできない人との違いは「何のために資格を取るのか?」が明確かどうか。「何のために」が決まったら次にその目標に向かってぶれずに「合格すると決める」ことができれば、その時点で6割は合格が決まったようなものです。

「今できることをやる」 経験=時間がかかる < 資格=1年で取れる

技術職のレベルアップにはどうしても「現場経験」が必要です。誰でも最初は上司や先輩に付きながら経験を積んでいくしかありません。しかし、「資格取得」は経験年数に関係なく受験資格さえあれば1年で取れます。どっちが後か先かという問題ではなく絶対に両方とも必要になってきます。「今のあなたができること」を優先に行動しましょう。

合格への近道は「成功者を真似る」こと

合格への近道の方法として、「たくさんやる」「工夫する」「真似る」の3つがあります。この中で一番簡単な方法が「真似る」ことです。しかし、近年では学生時代から資格学校の勧誘があったり、学習方法の選択肢がたくさんあったりと「自分にとって最善な方法」を選択しない、またはできないまま入社してくる方が多いです。やはり、このような選択をされた方は結果が出せていないのも事実です。

あなたが実際に働きながら学習するその環境で最善の方法を見つける方法としておすすめなのは、同じ会社で結果が出ている人の行動を「真似る」こと。極端に言えば、成功者と違う選択をするということは、「当たりクジ」が目の前にあって、わざわざそれ以外の「はずれクジ」を引くようなものですよ。

3. 主要資格【学歴別】受験資格

土木系と建築系の指定学科卒業者向けの主要資格の受験資格一覧表です。

juken-shikaku

1級資格は20代ですべて取得ができる!そのためにはあなた自身の「目標設定」が重要。

4. 受験モデルケース

建設業界で求められる主要資格を取得していくイメージとして参考にしてください。

juken-shikaku-model (2)

資格は取ることがゴールではなく、取ってから「資格者として何年活躍するか」が本当の価値

5. あなたの資格取得プランと決意を書いてみよう!

それでは、あなたの学歴と職種(配属部署)をもとに「資格取得プラン」と「決意」を実際に書き出してみましょう。ポイントは、一番取りたいまたは必要とする「目標資格」を最初に決めることです。そして、そこに至るプロセスとして他の資格を書いていきましょう。

まとめ

いかがだったでしょうか?社会的な流れを見ても1級資格者(特に若い資格者)が必要とされていることが明らかですね。

  • 1級国家資格が必要
  • 若い資格者を増やしたい流れである
  • 1級資格は今から「目標設定」をして20代ですべて取る

建設関連の国家資格には、実務経験が必要です。ということは、ほとんどの受験者は働きながら資格の勉強をするということ。「仕事」と「勉強」の両立をすることは最初からわかっていることなので、言い訳にはできませんよね。

今のうちから「成功のイメージ」をつくって頑張っていきましょう!

 

 


【2級建築士】

本試験問題&解答解説集を無料プレゼント!

 

資格試験に合格するためには、まずその試験を知ることから。

「2級建築士学科試験 本試験問題・解答解説集」は、このような方にお使いいただけます。

  • 以前の過去問題集を使用していて、前年の試験問題が不足している方
  • 受験対策の終盤で、実力試しに本試験問題を通しでやってみたい方
  • これから2級建築士受験をするにあたって「どんな試験内容か?」を知っておきたい方

下記よりダウンロードしていただき、2級建築士取得に向けた受験勉強の参考資料として、ぜひお使いください!

「2級建築士学科試験 本試験問題・解答解説集」が無料でダウンロードできます。



【1級建築士】

本試験問題&解答解説集を無料プレゼント!

資格試験に合格するためには、まずその試験を知ることから。

「1級建築士学科試験 本試験問題・解答解説集」は、このような方にお使いいただけます。

  • 以前の過去問題集を使用していて、前年の試験問題が不足している方
  • 受験対策の終盤で、実力試しに本試験問題を通しでやってみたい方
  • これから1級建築士受験をするにあたって「どんな試験内容か?」を知っておきたい方

下記よりダウンロードしていただき、1級建築士取得に向けた受験勉強の参考資料として、ぜひお使いください!

「1級建築士学科試験 本試験問題・解答解説集」が無料でダウンロードできます。



【施工管理資格】

本試験問題&解答参考例 無料プレゼント!

 

1級建築施工実地試験問題&解答参考例

試験問題&解答参考例

資格試験に合格するためには、まずその試験を知ることから。現在、無料プレゼント中の資格は以下の通りです。

  • 1級建築施工管理技士
  • 2級建築施工管理技士
  • 1級土木施工管理技士
  • 2級土木施工管理技士
  • 1級管工事施工管理技士
  • 2級管工事施工管理技士
  • 1級造園施工管理技士
  • 2級造園施工管理技士
  • 1級舗装施工管理技術者

 

最新年度の試験問題と解答参考例が無料でダウンロードできます。


ABOUTこの記事をかいた人

【建設業専門】 資格・人材採用アドバイザー/日建学院浜松西校代表。 1972年浜松市生まれ。建築士、宅建など建設関連資格に特化した受験対策校を運営。アドバイザー歴18年。資格取得を通じて地元で活躍する人材の育成を行い、これまで担当した受講生は延べ2,000人以上。現在は、建設関連資格のスクール運営のほかに、有資格者と地元企業のマッチングをはじめとした「人材採用コンサルティング」、「ニュースレター」を活用した販売促進支援などの活動を行っている。