平成28年度 1級建築施工管理技士、2級建築施工管理技士の合格発表!

こんにちは。建設資格アドバイザーの宮本です。

本日(2017年2月3日)平成28年度1級建築施工管理技士実地試験と2級建築施工管理技士試験の合格発表がありました。

合格されたみなさん、おめでとうございます!!

今年度の建築施工管理技士試験では、1級実地、2級ともに受験者数・合格者数・合格率は、昨年度よりアップした結果が出ました。最初に、平成28年度の1級建築施工管理技士実地試験の結果。続いて、平成28年度の2級建築施工管理技士試験の結果となっていますので、あわせて確認してください。

平成28年度 1級建築施工管理技士実地の試験結果

受験者数、合格者数、合格率

年度 種別 受験者数 合格者数 合格率
28年度 学科 25,639人 12,675人 49.4%
実地 19,045人 8,687人 45.6%

実地試験の合格基準

「60%以上」(配点・採点方法等は非公表)

詳しくは、試験元:一般財団法人 建設業振興基金よりご確認ください。

実地試験の結果について

今年度の1級建築施工管理技士実地試験は、合格率45.6%と前年の37.8%を7.8ポイント上回る結果でした。とはいえ、近年の1級建築施工管理技士実地試験では、全国合格率が50%を切る結果が続いています。実地試験の受験者が、学科試験合格者と1級建築士合格者(学科試験免除)だということを考えると、簡単には合格できない厳しい試験だといえます。

▶学科試験の詳細はこちらから H28年度 1級建築施工管理技士学科試験の合格発表|合格者数が大幅アップ!

平成28年度 1級建築施工管理技士実地試験の出題内容

出題構成は、例年と同様で記述式問題が6問出題されました。問題1「施工経験記述」のテーマは『品質管理』。問題3「躯体工事」、問題4「仕上工事」については、出題・解答方式が昨年とは逆での出題であった。問題1「施工経験記述」のテーマは、近年の出題傾向からみると「施工の合理化」を想定した受験者が多数いたと思われます。第2候補のテーマとして「品質管理」についても学習していた受験者や、近年では品質を確保した上での「施工の合理化」として出題されていることから、その知識を応用できた受験者はおおむね記述できたと思われます。試験全体の難易度としては、例年並みと思われます。

種別 番号 出題内容
経験記述 問題1 出題管理項目「品質管理」
記述式問題 問題2 災害防止対策 留意事項の記述3項目(それぞれ2つ)
問題3 躯体工事 誤り訂正の記述8項目
問題4 仕上工事 留意事項の記述4項目(それぞれ2つ)
問題5 バーチャート工程表 鉄骨造の工程表作成
問題6 法規 穴埋め6つ

問題1|経験記述「品質管理」

あなたが経験した建築工事のうち、発注者や設計図書等により要求された品質を実現するため、 品質計画に基づき品質管理を行った工事を1つ選び、下記の工事概要を記入

イ. 工事名
ロ. 工事場所
ハ. 工事の内容
ニ. 工期
ホ. あなたの立場

設問1

工事概要であげた工事で、あなたが担当した工種において実施した品質管理活動の事例を2つあげ、次の①から③について記述

  1. 発注者や設計図書等により要求された品質及びその品質を満足させるために特に設定した品質管理項目を、工種名をあげて具体的に記述
  2. ①で設定した品質管理項目について取り上げた理由を具体的に記述
  3. ①で設定した品質管理項目をどのように管理したか、その実施した内容を具体的に記述

設問2

工事概要にあげた工事にかかわらず、あなたの今日までの工事経験に照らして、品質管理目標、品質管理項目及び活動内容を協力業者等に、周知するため及びそれらに基いて施工されていることを確認するための方法・手段を具体的に記述

問題2|災害防止対策

設備又は機械を安全に使用するための留意事項をそれぞれ2つ具体的に記述する問題。1. ロングスパンエレベーター 2. 高所作業車 3. バックホウ。

問題3|躯体工事

設問文中の3箇所にアンダーラインがあり、その中より最も不適当な箇所を1箇所指摘し適当な語句を記入する問題。

問題4|仕上工事

4つの項目について留意事項をそれぞれ2つずつ具体的に記述する問題。

問題5|バーチャート工程表

バーチャート工程表(鉄骨造)からの問題。該当する作業名、誤り訂正の作業名・終了日、適当な工程の開始日と終了日。

問題6|法規

昨年と同様で「建設業法」「建築基準法施行令」「労働安全衛生法」の3つの関係法令からの穴埋め式問題。

1級建築施工管理技士に合格されたみなさんへ

1級建築施工管理技士に合格された方は「監理技術者」として以下の工事を担当することができます。

建築一式工事、大工工事、左官工事、とび・土工工事、石工事、屋根工事、タイル・レンガ・ブロック工事、鋼構造物工事、鉄筋工事、板金工事、ガラス工事、塗装工事、防水工事、内装仕上工事、熱絶縁工事、建具工事

監理技術者として専任で配置されるためには、監理技術者資格者証監理技術者講習の修了が必要となります。

平成28年度 2級建築施工管理技士の試験結果

受験者数、合格者数、合格率

年度 種別 受験者数 合格者数 合格率
28年度 学科試験 31,466人 16,331人 51.9%
実地試験 26,815人 10,437人 38.9%

合格基準

学科試験の合格基準

「24点」:40問中24問以上の正解

実地試験の合格基準

「60%以上」(配点・採点方法等は非公表)

詳しくは、試験元:一般財団法人 建設業振興基金よりご確認ください。

平成28年度 2級建築施工管理技士試験の結果について

今年度の2級建築施工管理技士試験は、学科試験、実地試験ともに昨年度の合格率を上回る結果となりました。学科試験では合格率51.9%と前年の48.5%より3.4ポイントアップ、実地試験では合格率38.9%と前年の32.7%より6.7ポイントアップしました。しかしながら、実地試験の合格率は30%台で推移しており、簡単には合格できない厳しい試験だといえます。今年度の2級建築施工管理技術検定試験では、学科試験は例年と比較してやや難しく、実地試験は例年と同程度の難易度だったと思われます。出題形式は、学科試験、実地試験ともに昨年までと同様。出題内容に大きな変化はありませんでした。

平成28年度 2級建築施工管理技士試験の出題内容

学科試験の出題内容

学科試験は65問出題され解答数40問という形式でした。

分野 出題数 解答数 解答形式
建築学 14問 9問 選択問題
共通 3問 3問 必須問題
法規 8問 6問 選択問題
施工管理法 10問 10問 必須問題
施工 30問 12問 選択問題
合計 65問 40問

【建築学】

昨年に引き続き、本年も基本問題を中心に出題された。難易度は例年と同程度。

【法規/施工(躯体工事)(仕上げ工事)】

目新しい問題として、受験種別「建築」「躯体」における問題、No.50の躯体工事で「解体工事」に関する出題があった。また「仕上げ」での問題、No.63の「壁のせっこうボード張り」に関する問題は、1級建築施工管理技士の出題レベルであった為、難しいと感じた受験者が多かったと思われる。どちらの分野も選択問題のため、基本問題を中心に落ち着いて問題を選択することが出来れば、選択解答数の範囲内で得点できたと思われる。

【共通/施工管理法】

施工管理法では、No.29「工程管理」、No.33「品質管理」に関する問題が1級建築施工管理技士の出題レベルであった。難易度は、例年と比べやや難しい。

 

実地試験の出題内容

実地試験の出題は、経験記述が1問題、記述式問題が4問題の計5問題で、下表のように昨年と同じ形式での出題でした。

種別 問題番号 出題内容 解答形式
経験記述 問題1 テーマ「施工計画」 必須解答
記述式問題 問題2 用語の説明と留意事項
問題3 ネットワーク工程表
問題4 施工
問題5 法規

問題1|経験記述

施工経験記述のテーマは「施工計画」だった。 過去に繰り返し出題(平成22年、平成25年)されているテーマだったため、事前に想定して対策を立ててあった受験者は、しっかりと記述できたと思われる。

問題2~5|記述式問題

初出題がいくつかあったことと、問題3「ネットワーク工程表」の計算項目が多く時間がかかった受験者も多かったと思われる。実地試験全体では、過去問題レベルの範囲で解答できたと思われる。

 

2級合格後に1級建築施工管理技士を目指す方へ

2級建築施工管理技士に合格すると、1級建築施工管理技士の受験に必要な実務経験年数が短縮される場合があります。続けて1級を目指す方は、必ず受験資格を確認してください!

⇒試験元:建設業振興基金ホームページにて受験資格を確認する

平成29年度の各施工管理技士の試験日程は確定しています。忘れずに確認しておいてくださいね。こちらから試験日程を確認→「平成29年度 建築・土木・管工事・造園施工管理技士試験の日程

▼1級建築施工管理技士学科試験の対策方法はこちらを参考にしてください。

3ヶ月で合格できる!1級建築施工管理技士学科試験の学習ポイント

2016.01.27

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

ABOUTこの記事をかいた人

【建設業専門】 資格取得・人材採用アドバイザー 1972年浜松市生まれ。建設資格アドバイザー歴は20年。資格取得を通じて地元で活躍する人材の育成を行い、これまで担当した受講生は延べ2,000人以上。現在は、建設資格アドバイザーのほかに、有資格者と地元企業のマッチングをはじめとした「人材採用コンサルティング」、「ニュースレター」を活用した販売促進支援などの活動を行っている。